大阪市立総合医療センターの血液内科を受診しました。
受診理由は、赤血球数が544万、ヘモグロビンが16.3、といずれも基準値よりも多い数値が出ていて、「真性赤血病だったら早く治療する必要がある」と心配だったからです。
真性赤血病と言うのは、白血病の赤血球版だと思うと良いでしょう。
病院へ着くと診察の進行状況を示すディスプレーがあり、診察室に入っている人が、何時の予約だったのか判るようになっていました。
このディスプレーはコンビニの横や院内のカフェの中にも設置してあって、コンビニやカフェでも診察の進行状況を確認しながら待つことができます。
これは良いシステムだと思いました。
私が受診した血液内科は、10時30分の時点で9時台に予約の人を診察中という状況でした。
私は10時30分の予約でしたが、12時前に中待合に呼ばれました。
あと数人です。
診察室の中から医療秘書と思われる女性が出てきて、私の隣で待っていた60歳くらいの男性が入っていきました。
そして1分も経たないうちにその男性が診察室から出てきました。
「えっ?もう終わったの?」とびっくりしていると、その男性が「座る暇もなかったわ。
異常ないです、薬出しておきますで終わりや」と怒っていました。
「いくら診察が混み合っているからとは言え、1分弱はないわ。
こんな診察だったら、コンピュータでできるわ」と思いました。
私が同様に医療秘書に呼ばれました。
初診なのでフルネームを名乗り「よろしくお願いします」と挨拶をしましたが、医師からの挨拶はありませんでした。
そして医師が「紹介状を見ましたが、真性赤血病の診断基準は女性の場合、ヘモグロビンが16.5以上です。
ヘモグロビンが16.5以上になったら、また来て。
紹介してくれた先生に返事を書くから、前で待ってて」と言われて終わりでした。
1分弱でした。
真性赤血病ではないにしろ、ヘモグロビンが増えている原因は何なのかなど、聞きたいこともあったのですが、医療秘書の女性に「前でお待ちください」と促されて、退室しました。
もう帰宅するまで、開いた口が塞がりませんでした。